興味のままに解説する研究者

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卓球(スポーツ)で勝てるようになるには

 

 

私は卓球を15年以上やっているものですが、その経験から試合で勝てるようになるには、どんなことが効果があったかを語っていきます。昔は練習ばかり上手になって、試合では全然勝てない状態でしたが、社会人になって取り組み方や練習方法を見直したら、勝率5割を超えることができました!練習ではできるのに試合でうまくいかない・・・という方に参考になればと思い書くことにしました。

 

試合

  1. 大会に多く参加する

  2. 試合は全力で、でも気負わず 

  3. 練習した技術は使ってみる

 

練習

  1. 自分のやりたい技術を深掘りする

  2. 自分のプレーを客観的に把握する

  3. 相手によって練習を変える

 

試合編

1.大会に多く参加する

まず試合で多く勝てるようになるには試合慣れがとても重要ですので、何も考えず大会にひたすらエントリーしましょう。これが、一番重要だと思っています。多く参加することで得られるメリットは下記の通りです。

 

①試合の会場や雰囲気に負けないメンタルが手に入る

特に学生の頃にありがちですが(私もそうでした)、試合経験が少ないと、いつもの練習とは違う環境に萎縮してしまい、体が思うように動きません。練習とは違う環境でプレーをすることに慣れれば、より練習に近いパフォーマンスが出せます。

②初見の相手のボールに慣れる

対人競技では、相手のプレーに対応しなければなりません。練習ばかりだとプレーを理解している相手としか打ちませんので、初見の相手から出される経験したことのないボールに対応することが難しいです。大会に多く出場し、多くの人と試合をすることで、自分が試合で使える技術を理解することが出来るようになります。

 

2.試合は全力で、でも気負わず

試合で当たった相手が格下だったり格上だったりすることはよくあります。格下だからといってナメてプレーをしたり、格上だから諦めて適当にプレーをしたりしてしまう人も多いと思います。

これは確実にメンタルに悪く、プレーにも悪影響を与えます。相手の実力を正確に測るのは困難ですから、相手の実力を見誤って、勝てる試合に負けてしまうことが多くなります。

相手がどんな人であれ、自分の練習してきた技術を出し尽くして勝つんだという強い気持ちだけを持つといいでしょう。全力で戦うことで、本当に自分に足りなかった技術を認識したり、戦術を見直したり、次の試合に繋がる有意義な反省をすることができます。

とはいえ、この試合には負けられないというような自分の逃げ場を無くすような考えは禁物です。プレー中の萎縮や、負けたときの精神的な負荷が大きくなってしまい、いい影響はありません。あくまで、練習してきたことを発揮するなど自分がどうしたいか に目を向けると良いでしょう。

 

3.練習した技術は使ってみる

新しい技術を練習することはあると思いますが、練習では出来るようになっても、それを試合で使い物にするのはさらに難しいことです。私もバックハンドレシーブを練習していますが、未だに試合では回り込んでフォアハンドを使ってしまいます。

当然新しい技術を使って、試合で勝てるようにするために練習をするのですから、練習だけで使えても意味がありません。

いろんな人を相手に練習した技術を積極的に使ってみましょう。若干前述とは矛盾してしまいますが、負けてもいいから試合でこの技術を試しまくるという心意気で挑むのもありだと思います。

 

 

練習編

1.やりたい技術を深掘りする

自分が強くなるには、新しい技術を取り入れることが大事ですが、その技術についてしっかりと理解をしましょう。例えば、回転の強いサーブを身に着けようとしたとして、そのサーブを出すためのボールを当てる位置や高さ、フォーム、ワンバウンド目の位置など、いくつも理解しなければならないことがあります。なんとなく、やってる人のフォームだけ真似するだけでは本当の意味で技術の習得は不可能です。当たり前のことですが、考えることをやめてる人、いませんか?理解しない先に上達はありえません。

サーブでは、そのサーブを出したあとに相手はどう返してきやすいのかまで理解すると、得点に繋がりやすいですね。自分の練習してるサーブを出してみて、練習相手に「このサーブだと、どう返すのが楽ですか?」と相手からの感想を聞いてみるのも有効な手段ですね

 

2.自分のプレーを客観的に把握する

技術の深掘りにも通じるところがありますが、自分のプレーを正しく認識することが重要です。自分の強みや弱みを把握するところから、上達はスタートします。例えば、ドライブをミスして失点した場合、自分はドライブの成功率を上げなければならないんだと考えて、ひたすら下回転を持ち上げる練習をしたとします。でも、実際はナックルをドライブするのが苦手で、それをミスしていたのだとしたら、苦手でもない下回転打ちを練習していることになります。

ですので、自分が今ミスをしたという事象に対して「今のは、足が動いてなかったからだな」とか「今のは、打つ態勢になってなかったのに無理やり打ったからだな」などどういう原理でミスをしたのかを常に意識し、それを元に練習を組み立てていきましょう。

 

3.相手によって練習を変える

 練習をする際に、相手によらずいつも同じような練習をしていませんか?相手によって得意は変わりますし、ある程度レベルに合わせてメニューを変更しないと、自分の練習にならない、なんてことよくあると思います。「自分は強いラリーの練習がしたいのに、相手が弱くて練習にならない」なんて相手のせいにしていても上手になりませんし、時間がもったいないです。相手のレベルが足りないときは、相手に返すコースを限定したり、回転を限定したり、自分にとって不利な状況にすることで自分が全力で練習できるようにしてみましょう。サーブが上手な相手の時はレシーブを練習したり、「相手の特徴を理解して、最大限自分にとって意義のある」練習を組むように工夫してみましょう。

 

 

仕事も勉強もスポーツも「課題を正確に認識し、それに対して様々なアプローチを試してみる」ことが大事です。お互い頑張りましょう!

 

 

 

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