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赤ちゃんの肌荒れが未来のアレルギーに?医学論文から学ぶ予防法

今回は乳児湿疹について、論文を読みましたのでその内容を紹介します。

一部分だけを解説するので、詳しくは論文を見てみてください。

元論文はこちら

食物アレルギー発症予防を目的とした乳児期早期の湿疹に対するプロアクティブ療法の効果:後方視的ケースコントロールスタディ

 

結論

乳児湿疹を治療せず放置すると、後々食物アレルギーやアトピー性皮膚炎になりやすい。逆に言うと乳児湿疹を早期に治療と保湿をしっかりして、肌のいい状態を保っておくと、後々アレルギーやアトピーになることを防ぐことができる。

 

実験内容説明

近畿大学医学部小児科,市立貝塚病院小児科を2011年1月から2014年6月の間に湿疹を主訴に受診した乳児(生後0~11か月)128人を対象とし調査を実施。

生後5か月以降に初診を受け、治療を開始した晩期群と、それ以前に初診を受け、治療を開始した早期群に分けて、そののち1歳半時点での食物アレルギーの発症率を調べた。

治療はステロイド軟膏を用いたproactive therapyを実施した。炎症のある期間は連日ステロイド軟膏を湿疹部に塗って(4日程度が目安)寛解にし、その後、維持療法として、週に2回から3回、ステロイド軟膏の塗布をはじめに湿疹が出現していた部分を中心に塗布し、その休薬日には保湿剤によるスキンケアを実施した

食物アレルギーは,同時期に発症するアトピー性皮膚炎と関連があると以前から考えられており,両疾患の合併率は0歳児で85.7%,1歳児で75.6%であるとされている。

 

結果

①乳児の湿疹に対して早期に皮膚治療を開始することで,1歳半時の食物アレルギー発症のリスクを低減化させる可能性が示された。

②食物アレルギーの発症は,早期群(n=66)では9人(13.6%)で,晩期群(n=62)の19人(30.6%)に比し有意に少なかった。

③湿疹出現から治療開始までの期間が長くなるほど(放置期間が長いほど)と1歳半時の食物アレルギーの発症率が高くなっていた。

 

ちなみに

・乳児期早期から保湿剤塗布すると、生後6か月時のアトピー性皮膚炎発症予防効果が示されている。

・離乳食でのアレルゲンの摂取時期が早い方が、アレルギー発症が少なくなることが明らかになっている。

 

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