はじめに
ガンに影響する物事や食べ物は多くありますが、その中で、どれがどのくらい影響しているのかについて、論文をもとに紹介します。
ガンの原因となる行動や食べ物一覧はコチラの記事から
ガン予防効果のある食べ物一覧はコチラの記事から
結論
ガンに最も影響するのはピロリ菌などの感染性要因と喫煙です。この二つは3番目の飲酒と比べても圧倒的に影響度が大きく、関わらないのが身のためです。
ガンにならないためには
①たばこは絶対にやめよう
②酒はできればやめよう
③塩分をできるだけ控えよう
④肥満にならないようにしよう
⑤喫煙者にはなるべく近づかないようにしよう
⑥野菜果物は積極的に食べよう
⑦運動不足にならないようにしよう
影響度一覧
今回紹介するデータは日本人におけるがんの人口寄与割合(PAF: population attributable fraction)です。
PAFとは,そのリスク要因への曝露が仮に無かったとすると,ガンの発生(またはガンによる死亡)が何パーセント減ったかを表わす数値です。
ガンの要因影響度
ガンへの影響度として最も大きいのが感染性要因です。B型,C型肝炎ウイルスやピロリ菌への感染によって、がん発生率が上がることがわかっています。
次いで能動喫煙、飲酒、塩分摂取、肥満の順で減っていきます。
感染性要因と能動喫煙は共に約20%にもなり、影響度としてかなり大きいです。
ガン死亡の要因影響度
こちらはガンで死亡した場合のPAFになります。「これをしなければ、ガンになって死ぬことも無かったろうに」ということですね。傾向としては先ほどのガンの要因と変わりませんが、能動喫煙と感染性要因が逆転し、能動喫煙が一位となっています。
ガンの要因 影響度男女別
こちらはガンの要因の男女別の結果になります。男女で最も差が大きいものは能動喫煙で、圧倒的に男性の方が高いです。飲酒も同様に男性が高くなっていますが、これはもしかしたら男性の方が、より過激に吸い過ぎてしまう、飲み過ぎてしまうことが多いのかもしれませんね。
女性の方が顕著に高いのは肥満と、間接喫煙でした。
ガンによる死亡の影響度 男女別
最後に
みんな元気に楽しく生きていきましょう!
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※本記事の考察は認識違いがある可能性があります。詳細を把握したい人は下記文献を参照ください。
参考文献
・石原淳子,食・栄養とがん予防:日本のエビデンスの現状と解決に向けた方向性,2017