結論
最も幸福度にプラスの影響を与える因子は、「20代女性」という属性でした。逆に、最も幸福度にマイナスの影響を与える因子は「精神的落ち込み」でした。
プラス方向では、他にも既婚や、健康状態、社交性など、マイナス方向では、喫煙習慣や宝くじ、非協調性が幸福度に影響を与えることが明らかになりました。
結果
今回の結果はすべてこちらの論文からの引用になります。
佐々木健吾 行動や習慣が主観的幸福度に与える影響
この論文では、幸福度に影響を与える因子を、その人の属性や行動、地域、職業、精神性など多岐にわたる全66項目から調査しています。調査対象は日本3141人でウェブアンケートでの調査です。
影響度を調べた項目一覧はこちら
その中で、統計的に幸福度に影響があった因子は下の図です。黄色がプラスの影響、紫色がマイナスの影響です。
面白かったところは、職業の欄が一つも幸福度に影響がなかったことです。どんな職種だろうが幸福度には影響がないようですね。また、既婚はプラスの影響があるのに、離婚や死別は影響がないのが不思議です。
地域では四国と東北のマイナス影響があるだけで、逆にプラスになっているところはないようです。都会だから良いというわけではないようです。
お金の面で言うと、世帯年収、つまり絶対値は幸福度に影響がないけれど、相対年収、つまり周りに比べてどのくらい稼いでいるか、は影響があり、人間は比較して物事を判断する生き物であることがわかりますね。
幸福度に影響する中で、影響の度合いをグラフにしたのが下の図で、数値が大きいほど、影響が大きいことを示しています。
一番プラスの影響があったのは20代女性であること、それに次いで、既婚があり、この2項目がダントツの影響度になっています。その後は30~50代の女性が続き、健康状態や睡眠時間、募金・寄付などがありました。
マイナス側は精神的な落ち込みがダントツで最も影響が大きく、次いで、四国、東北、非協調性、喫煙習慣、宝くじとなっています。意外だったのが、喫煙習慣と宝くじです。喫煙習慣は、イライラしやすくなることが影響しているのでしょうか。宝くじは、宝くじに望みを託すほどに、追い込まれていたりするということなのだろうか。いや、そんな追い込まれていたら宝くじ買わなくないか?
幸福度高く生きていくために、やったほうがいいこと、やらないほうがいいことが見えてきました。
皆さんの感じたことを是非コメントください。
今回の記事はこれでおしまいです。
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