こちら動画でも紹介しています。
目次
1.投資信託とは
投資を始めようとした方々が、まず聞くのが投資信託ではないでしょうか。
投資信託とは:株式や債権などの詰め合わせパック
例えば、日本の株式を購入しようとすると、100株単位での購入がルールとなっており、1株2000円の株式の場合、100株で20万円から買えるということになります。
私達、個人の投資家は何千万円も資金を持っているわけではありませんので、分散投資をしようと思うとかなりの金額が必要になってしまいます。
そこで、業者がコンセプトごとに株式をまとめ買いして、それを「詰め合わせパック」として一口100〜1000円くらいで売ってくれるのが投資信託です。
コンセプトには、「アメリカ株式詰め合わせ」とか「新興国株式詰め合わせ」とか「IT業界詰め合わせ」など、国の分類や業界の分類など様々です。
2.インデックス投資とは
インデックス投資:市場の値動きに連動する投資商品
市場とは日経平均株価やS&P500などの複数社の株価の集合体です。日経平均株価は聞いたことある人も多いのではないでしょうか。日経平均株価は日本の大企業225社の集まりで、日本の株価状況全体を表しています。
S&P500はアメリカの大企業500社となっているので、アメリカ全体の株価状況がわかりますね。
このように市場とは国や地域,全世界など広い範囲の株価を反映しています。
インデックス投資ではこの市場と同じような値動きをするように設定されていて、経済成長している市場であれば長期的に安定した値上がりが見込めます。
一方で、アクティブファンドは、専門家が「これから伸びそうな会社」を選定し、市場よりも高い成績を目指すものです。
今は「IT業界」や「宇宙業界」、「AI業界」などのこれからの成長が期待できそうな銘柄を詰め合わせた商品が多く見られますね。
専門家が選んでいるのだから大きな利益が出ると考える人もいるでしょうが、アクティブファンドは手数料が高く、長期的に見るとインデックス投資に勝てる成績を残す商品はかなり少ないようです。
3.ETFとは
では何が違うのかというと、上場しているかどうか です。
とはいえ、上場していることで何が変わるのかがよくわからないと思いますので、上場の有無で、私たち個人投資家に影響がある部分のみをピックアップして話していきます。
私もあまり詳しくないので、詳しく知りたい人は自分で調べてください(笑)
→投資信託では、毎月始めに自動で設定額を購入する「自動積立」ができますが、ETFは一部を除いて、自分で買うタイミングを選択する必要があります。
②分配金の自動再投資が投資信託ではできるが、ETFではできない
→投資信託やETFでは購入後、所持している量に応じ定期的に分配金がもらえます。
その分配金を、投資信託では自動的に再投資する設定ができますが、ETFでは必ず受け取る必要があります。
→投資信託では一日1回しか基準価格が変動しません。一方ETFはリアルタイムで価格が変動するため、リアルタイム取引ができます。
リアルタイム取引には「指値注文」と「成行注文」の2種類があります。簡単にそれぞれを表すと、
指値注文:基準価格がいくらになったら買っといて
成行注文:いくらでもいいからすぐ買って
と言う感じです。すぐに買いたい場合は成行注文を、ここまで価格が下がったら買いたいという基準を持っている場合は指値注文を行うといいでしょう。
ざっくりとしたイメージですが、いろいろ自分で考えて投資をしたい人はETFを、楽に手間をかけず投資をしたい人は投資信託を買うといいでしょう。
ちなみに私はどっちもやっていますが、ETFの方がいろいろ考えられて楽しいです。